ピアノの音をスマホやPCに入れてオンライン発信しよう!

お世話になっております。福山楽器センター音響機器営業担当の猶崎です。

今回は「ピアノの音をスマホやPCに入れる方法」をご紹介したいと思います。

この記事を書いた人

猶崎 恵太
猶崎 恵太通販事業部 デジタル・PA営業担当
高校からバンドを初めてギターエフェクターを探すうちに機材沼にはまる。その後、作陽音楽短期大学で音楽制作・レコーディングを学び、福山楽器センターへ入社。
映像制作も好きで映像制作・ライブ配信代行も。経験を反映した商品提案、商品説明を心がけています。
WEB担当のため店舗には常駐しておりません。店舗での機材相談をご希望の際は来店予約をお願いいたします。

目次

スマホやPCで何ができるのか

PCにピアノの音を入力することで、オンラインセッションや録音が可能となります。

さらに、スマートフォンなら内蔵カメラを使ってビデオ撮影も可能。演奏動画の撮影もできます。

ピアノはアコースティック・ピアノでも、電子ピアノでもOK。

録りかたは2通り

ピアノ収録にはマイクを使ったマイク録りと
電子ピアノを使ったライン録りの2通りがあります。

SNSでバラエティチックな演奏動画をアップしたい方にはライン録りが人気

ただし、ライン録りが出来るのは、電子ピアノやキーボードのみ。(消音ユニット付きのアップライトピアノも出来るにはできますが)

打感の違いもあるので、演奏系の動画には、マイク録りをお勧めします。

ライン録り

ライン録りができるのは、電子ピアノやキーボード。

電子ピアノのヘッドフォン出力をオーディオインターフェイスのライン入力に繋いで下さい

YAMAHA AG06mk2 配信用ミキサー ホワイト
ミキサータイプのオーディオインターフェイスYAMAHA AG06mkIIです。入門モデルAG03に比べ入力端子が1つ多い本機種。2人での配信やボーカル+アコギといったマイク2本での収録・配信にご利用頂けます。 その他のエフェクト機能・iPhone/iPad対応(要Apple純正USBアダプター)は共通機能となります。エフェクト機能には定番のリバーブエフェクトも内蔵されていいます。声を響かせるエフェクトを使って、歌の配信・録音は勿論、社外のインターネットカラオケサービスをご利用頂ければ、ご自宅でヒトカラもできると思います。本機はミキサータイプながら、ツマミ類がシンプルに厳選されており、簡単に使うことができます。リバーブエフェクト等もFXリターンを使うPA用の設計では無く、ボタン1つで効く超簡単設計。 エフェクトセクションには、ギターアンプシミュレーターも内蔵されているので、少ない機材で演奏の様子をネット配信することができます。
販売価格25,300円
オーディオテクニカ ラインケーブル(1.5m)標準ステレオをモノラルフォン2本に変換 ATL484A/1.5
audio-technicaのオーディオケーブル TRS標準フォンから標準フォンへ変換するYケーブル 1.5メートル仕様
販売価格1,202円

なぜオーディオインターフェイスが必要なのか

パソコンやスマホにマイク入力端子が付いている場合、マイク入力端子に直接繋いだらいいのでは、と思われるかもしれません。

確かに、電子ピアノの出力をアッテネーターケーブル等を使ってパソコンのマイク入力にお繋ぎ頂ければ、音を入れることは可能です。

ただし、さまざまな問題が生じてしまいます。

主な問題は「電子ピアノの音が聞こえない」「音量が合わず音が変になる」の2点です。

電子ピアノの音が聞こえない現象は、電子ピアノのヘッドフォン端子にケーブルを繋いだ時に生じる問題です。

基本的に、電子ピアノの仕様上、ヘッドフォン端子にプラグが差し込まれると内蔵スピーカーは消音されます。

ヘッドフォン端子から録音機にケーブルを繋ぐと、演奏の音が聞こえない状況に陥ります。

モニター出力付きのオーディオインターフェイスを使えば、繋いだ電子楽器の音をヘッドフォンで聴くことができます。

YAMAHAのAG03mk2であれば、入力音を聴きながら演奏が可能です。

ライン録りの特長

ライン録りの良いところは、環境音が入らないということ。

オーディオインターフェイスに繋いだ電子楽器の音だけがスマホ/PCに取り込まれるので、防音設備が整っていなくても、一定の音を収録できます。

録りかた その2 マイク録り

マイク録りは生のピアノにマイクを立てて収録する方法です。

この場合も、オーディオインターフェイスが必要となります。

マイクをオーディオインターフェイスに繋ぎます。

オーディオインターフェイスがなぜ必要なのか

またまた、出てきたのが「オーディオインターフェイス」

オーディオインターフェイスにはモニター出力の役目のほかに、マイクの音を増幅させる機能(=マイクプリアンプ)があります。

マイクそのものの信号は非常に微弱なため、一定のレベルまで増幅をさせる必要があります。

増幅させる機能がマイクプリアンプと呼ばれるもの。

オーディオインターフェイスによって、繋げるマイクの本数が異なりますので、

オーディオインターフェイスのマイク入力数に注目。

どのようなオーディオインターフェイスが良いのか

ピアノの収録は最低でもマイクが2本接続できるものがお勧め。

理由は、ステレオで録るべき楽器だからということ。

ステレオで録るとステレオ収録時に比べお部屋の響きが再現できるようになります。

ピアノの音源は響きがとても重要なので、ステレオ収録がセオリー。

マイク録りの特長

ピアノ収録に適したマイク

ステレオのマイクがお勧めです。

コストパフォーマンスに優れたマイクとして、BEHRINGER(ベリンガー)のスモールダイアフラムコンデンサーマイクはお手頃。

宅録に最適 BEHRINGER コンデンサーマイク2本セット C-2 楽器等に

販売価格9,799円

ステージ仕様の仕込みマイクとしてはDPAのマイクが理想的です。

DPA 4099 2個1組 ピアノマイクセット (MicroDot)

販売価格166,212円

お勧めのオーディオインターフェイス

配信やオンラインセッションでのご利用で、かんたんにセットしたいという方にはYAMAHAのAGシリーズがお勧め。

ライン録りの場合は、YAMAHA AG03mk2でも良いかと思います。

マイク録りなら、YAMAHA AG06mk2がお勧め。(AG03mk2はマイクが1本しか繋げない為)

YAMAHA AG06mk2 BK 配信用ミキサー ブラック
ミキサータイプのオーディオインターフェイスYAMAHA AG06mkIIです。入門モデルAG03に比べ入力端子が1つ多い本機種。2人での配信やボーカル+アコギといったマイク2本での収録・配信にご利用頂けます。 その他のエフェクト機能・iPhone/iPad対応(要Apple純正USBアダプター)は共通機能となります。エフェクト機能には定番のリバーブエフェクトも内蔵されていいます。声を響かせるエフェクトを使って、歌の配信・録音は勿論、社外のインターネットカラオケサービスをご利用頂ければ、ご自宅でヒトカラもできると思います。本機はミキサータイプながら、ツマミ類がシンプルに厳選されており、簡単に使うことができます。リバーブエフェクト等もFXリターンを使うPA用の設計では無く、ボタン1つで効く超簡単設計。 エフェクトセクションには、ギターアンプシミュレーターも内蔵されているので、少ない機材で演奏の様子をネット配信することができます。
販売価格21,000円

USBマイクにもステレオ型が

機材は少ない方が良い!という方には、USBマイクという選択肢も。

AKG USBコンデンサーマイク Lyra Y3 (3年保証モデル)

販売価格17,820円

オーディオインターフェイス内蔵レコーダーも便利

基本的なセットは、マイク→オーディオインターフェイス→PC/スマホとなりますが、

オーディオインターフェイス内蔵レコーダーを使うともっとシンプルにセットが可能となります。

ZOOM マルチトラックレコーダー H8
ズームのハンディレコーダー H-8
販売価格44,550円

ZOOM H8にはマイクが2本、XYステレオ方式の物が標準搭載されております。

基本的にピアノの音は内蔵マイクでクリアーに収録することができます。

ただ、演奏中にトークを交えたり、弾き語りをするには、マイクはもう1本欲しいところ。

理由はピアノの音と声とでは、音域も音量も異なる為。2つのマイクだけでは、声が埋もれる可能性が高いです。

ZOOM H8は外部マイク入力端子を6系統搭載しているので、マイクを別付けすることも可能!

レコーダーの2MIX機能を使えば、マイクの音をミックスして入力できます。

レッスンや配信、セッションの場合は、このようにトーク用のマイクがあると良いですね。

ZOOM H8なら、ミキサーが無くてもセットアップ可能なため、簡単・コンパクトに使いたい方にお勧めです!

合わせて揃えておきたい付属品

ミキサー/レコーダー用のスタンド

意外と困るのがミキサーやレコーダーの置き場。

ピアノの上に置くのはちょっと…という方も多いはず。

特にミキサーを使うなら、手元で音量調整したいですよね。

YAMAHA AG03mk2/AG06mk2にはスタンドへの取り付けが可能なので、ミキサー用のスタンドがあると便利。

スマホ用のスタンド

スマホで映像も撮りたい、という方はスマホ三脚もお忘れなく。

カメラ用の三脚にスマートフォンホルダー(1/4インチねじ対応)の組合わせでOK。

スタンドの形状は、卓上スタンドではなく三脚型がオススメ。

問題となるのは「振動」

演奏動画で卓上スタンドを使うと、振動が伝わって、カメラがブレブレに。

床置き型の三脚なら、卓上の振動を受けにくく、安定した映像を収録できます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA