バッテリー内蔵＆ワイヤレス受信機内蔵で完全ワイヤレスにて使用できるコンパクトなPAシステムです。
MIPROは欧州メーカーのマイクロフォンのOEM供給も行い世界80か国以上で流通するマイク専門メーカーです。当社でもテスト機を借りて使用しましたが、安価なスピーカーとは一線を画する品質で、自信をもってお勧めできる製品です。故障率も低くレンタルPA業者さまや貸会議室さまに人気の製品です。業務でのご利用には信頼性の面から本製品以上の価格・品質のシステムをお勧め致します。
MA-303はMIPROのPAシステムの中でも特にコンパクトな製品ですが、60Wのアンプを内蔵し見た目以上の働きをしてくれます。安価なスピーカーにありがちな軽いサウンドではなく、なおかつ籠らない程度に明瞭感がございますので、長時間使っても聴き疲れしないサウンドとなっております。5万円前後で流通するスピーカーと比べても、圧倒的にノイズが少なく音割れがしにくいです。メーカーいわく、ワイヤレスの技術にも自信があるとのことで試してみましたが、確かに安定性が良く音切れも適切な環境下であれば起こりませんでした。品質面でお勧めのPAシステムです。

【BOSE S1Proとの比較】
類似用途の製品としてBOSEのS1Proがございます。S1Proにはワイヤレスマイクの受信機能は備わっておりませんので、ワイヤレスマイクを使用する際は外付けでワイヤレス受信機が必要となり、受信機によっては外部電源が必要となります。一方のMA-303は受信機内蔵型のシステムとなりますため、スピーカーとマイクだけで音を出すことができます。レンタル機材や備品等で簡単に使いたいという方にはMA-303がお勧めです。
一方S1Proのように、受信機を外付けにすることでメリットもございます。汎用品との組合わせとなる為、価格を抑えることができます。接続のお手間はありますが、異なる機材へワイヤレスシステムを接続したり、ワイヤレスに万が一の故障が発生した場合にはスピーカーはお送り頂かなくてもワイヤレスのみをお送り頂くことで修理ができます。もっとも、MA303にはマイク入力端子が付いているので、外付けで受信機を繋ぐことも可能。
スペック上のアンプの出力はBOSE S1ProもMA-303も同じ60Wとなりますが、BOSE S1Proは定格出力、MA-303は最大出力なので、実際のところはBOSE S1Proの方が大きな音が出ます。