dBTechnologies INGENIAのデモレポート
音響機器展示会などで注目を浴びているイタリアのスピーカーメーカー”dBTechnologies”。
今回は、そのdBTechnologiesが手がける2WAYスピーカーINGENIAを某所にてサウンドテストを行いました!
再掲載の記事となります。加筆部分をハイライトで記載します。
セットアップが楽ちん
INGENIAシリーズは全てパワードタイプのスピーカーです。当然、アンプラックが必要無いので、積み込みはなんと5分で完了しました。スピーカー本体の重量も6.5インチ2発モデルで約10kg、10インチ2発モデルで約22kgという驚きの軽量設計。アンプ内蔵であることを忘れさせる軽量感です。既存のPAシステムと比べても搬入・設営・撤収時の疲労感が全く違います。
セットアップ例:可搬性に優れたIG1Tセット
6.5インチ2発の1G1TとサブウーファーのSUB 15H、サブウーファーにマウントポールを使用した1/1セットアップ例です。コストパフォーマンス&可搬性に優れた組み合わせ。内蔵アンプの出力はPEAK800W/1台。小ぶりなLFにより、軽快な音飛びが魅力。拡声やアコースティックライブなどの貸出機材、出張PAに人気の構成です。
SUB15Hは廃盤となりました。後継機種は「SUB915」となります。
セットアップ例:スタンダードなIG3Tセット
一番人気の10インチ2発IG3TとサブウーファーにSUB15Hを組み合わせた1/1構成です。IG3Tモデルではパワーアンプの出力がPEAK1,800W/1台で最大SPLは132dBとランクアップします。10インチLFは単体使用でも違和感の無い扱いやすい特性。ポップロック系のバンド用途に最適な構成です。
セットアップ例:INGENIAの特長が生かせる2/1構成
INGENIAシリーズの特長である[デジタルステアリング]機能を活用でき、専用マウントにより簡単にサブウーファーへマウンティングできるセットです。
[デジタルステアリング]機能は内蔵DSPにより、擬似的に垂直方向への指向角度をコントロールできる機能です。今回のデモストレーションのように、ステージが客席よりも高い位置にあり、ステージ上にスピーカーを設営する際に有効です。
音声出力時にディレイを掛けることで、上10度~下10度の傾斜に相当する指向性を作ることが出来ます。この機能は、INGENIAスピーカーを2台スタックした時のみ利用できる機能となります。
セットアップ例:近隣住民に気を遣うほどの低音。2/2構成
体に響くような低音が感じられるのは2/2構成ですね。ラウドネスロックなど、低音も確り鳴らしたい、という要望にはこれが最小限の構成になると思います。屋外で毛穴が開くほどの重低音、とまではいきませんが市街地での使用では近隣設備に気を遣うほどのパワー感でした。
dBTechnologiesのキャラクター
dBTechnologiesの特長であるクリアーなサウンドはINGENIAモデルにおいても健在です。是非、サウンドをお確かめ下さい!
広島県近隣の方:デモ機のお取り寄せもご相談下さい。
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